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グリーグ記念館 [音楽]

今日は前記事「音楽図書館 ペータース」の続きです。


ライプツィヒにあるグリーグ記念館に行ってきました。
CIMG3414.JPGG (2).JPG

ここはノルウェーの作曲家、グリーグ(Edvard Hagerup Grieg1843 -1907)が、
代表作の一つである「ペールギュント第一組曲」の作曲に取り掛かった場所です。
音楽出版社のペータース(Edition Peters)の当時の建物で、その所有者マックス・アブラハム(Max Abraham)の住まいもこの中にありました。(前回の記事で写真入りで説明した建物)
今はグリーグ記念館として一般公開されています。

                 この建物内の当時の様子
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     昔のペータース社               当時のグリーグの部屋(上)
                                グリーグの仕事部屋(下)

アブラハムと交友関係にあったグリーグは、妻と生涯にわたって度々ここを訪れていました。
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1903年にこの建物内で撮られた写真です。
右から当時のペータース所有者のヘンリ・ヒンリクセン夫妻(Henri Hinrichsen)、グリーグ夫妻


記念館の中には音楽サロンもあります。
G (11).JPGG (14).JPG
G (13).JPG
ベルリン製のこの珍しいピアノ、グリーグとは全く関係ないそうです。(笑)

出版社ペータースと契約関係にあったグリーグは、このサロンで新しい作品をアブラハムに紹介したといいます。この音楽サロンは、今でも季節になるとミニコンサートや講演など様々な行事に使われているそうです。(今度ここで自分も演奏会をしてみようかな? 笑)

出版社ペータースとの契約書(Der Generalvertrag)
Generalvertrag.JPGGeneralvertrag2.JPG
      自筆のコピー              内容

この契約書の内容を簡単に説明すると、
「グリーグ夫妻(のどちらか)が生きている限り、ペータース社は1890年1月から毎年4回1000マルク(年間合計4000マルク)を贈呈します。」
これほど作曲家グリーグとペータース社の繋がりは深かったということですね。
前回の記事で、なんで中庭にグリーグがあるのか不思議に思った方もいたと思います。
しかし、今回の記事で納得されたのではないでしょうか。



グリーグはライプツィヒ音楽院でも作曲を学んでいました。
G (22).JPG
ライプツィヒでの生活の一部が紹介されています。

ロビーには等身大のグリーグの写真がありました。
CIMG3404.JPG
グリーグってホント小さかったんですね。(グリーグ・ファンの方スミマセン 笑)



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nice!(1)  コメント(4) 

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コメント 4

✿文月✿

グリーグって作曲家、初めて知りました。
記念館もあるくらいですから、ヨーロッパでは
有名な方でしょうが、日本でも知られている方
ですかぁ...?

もしそうなら

ショック!!⇒音楽の授業での記憶なし!

トミーさん、前記事のシューマンの話に3日間に
かけて投稿してたんですよぅ。感動を伝えたくて。
長文がいけないのかしら...


クラシックは好きだけど
ただ聞くだけの  文月❦
by ✿文月✿ (2013-04-27 12:36) 

MU

おおーーーー
グリーグ。
ライプツィヒで作曲の勉強をしていたんですね。

あのお。。。昔の1000マルクって今の
貨幣価値にするといかほどでしょうか。。。
by MU (2013-04-27 23:51) 

Tommy

文月さま
グリーグは有名な作曲家ですよ。(笑)
題名は知らなくても、ペールギュント組曲から「朝」という曲はたぶん聴いたことがあるのではないでしょうか。

シューマンの記事、気に入って頂いて嬉しいです、そしてお手数をお掛けしました。
今後その様なことが起こらないことを願っています。

クラッシックは難しいという先入観を持っている人はたくさんいると思いますが、いい曲や知っている曲を聴いていると自然と心に入ってくるものです。
だから聴くだけというのも、いいもんだと思いますよ。

by Tommy (2013-04-30 08:40) 

Tommy

MUさま
そうなんです、ライプツィヒで勉強していたんですよ。(笑)
ドイツ語も堪能で、彼のドイツ語の手紙も展示してありました。

昔の1000マルクが今の紙幣価値でどの位かはちょっと分からないので、日本に帰国するまでに調べておきます。(汗)
by Tommy (2013-04-30 08:45) 

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