音楽図書館 ペータース [音楽]
先日楽譜を返却しに市立図書館に行ってきました。
この市立図書館内には音楽図書館があって、時々ここで楽譜を借ります。
楽譜を買う前に、ここからその曲を借りてきて吟味できるので、とても便利です。
この音楽図書館には、ペータース音楽図書館が所有していた歴史的な楽譜や音楽図書が閲覧できるようになっています。
非常に古い音楽雑誌なども閲覧できるので、とても興味深い所です。
このインデックスで楽譜や図書を探すところでは、特別にペータース図書館欄があります。
赤の枠内を拡大
Petersbibliothekと書いてあります。
例えばこれは、メンデルスゾーンのオラトリオ「エリア」です。
ロベルト・シューマンが編集に携わった音楽新報(die neue Zeitschrift für Musik)も1834年の創刊号からぜんぶ保管されてます。
赤の矢印が1834年発行の音楽新報です。
これは1834年に発行された音楽新報の第1号で、編集者の一人としてR.シューマンの名前が書いてあります(赤下線部)。
壊れないように、そしてカビが舞わないように静かにめくります。
1835年2月3日発行の第10号には、この回の責任者としてシューマンの名前が載っています。
この回では曲の解説というか、批評が書かれています。
ところで、
ペータース図書館とは、世界で初めてできた無料の音楽図書館のことです。
1800年に設立された音楽出版社のペータース(Edition Peters)の、19世紀後半の所有者マックス・アブラハム(Max Abraham)が、学生や研究者に貴重な音楽資料に触れる機会をもってもらおうと始めた図書館です。(1893年)
1893年から1951年まで使われていた 中庭には指揮者プロムシュテットが
ペータース図書館の建造物 寄贈したグリーグの頭があります
グリーグの頭がある中庭を挟んで、隣にはペータースの会社でその所有者マックス・アブラハムの住まいだった建物があります。
道路を挟んだ向かい側には、写真撮影のための印があります。
この印の上にたって、ペータース社の建物の写真を撮りました。
この建物、ワーグナーのバイロイト祝祭劇場を建てた建築家オットー・ブリュックバルト(Otto Brückwald1841-1917)が設計した建造物だそうです。
この建物内には音楽サロンもあるのですが、それは次回ご紹介します。
「シューマン」と「音楽新報」関連の過去の記事はこちら
ロベルト・シューマン その1
ロベルト・シューマン その2
ロベルト・シューマン その3
メッセージ用のアドレスについて お詫び と 訂正
この市立図書館内には音楽図書館があって、時々ここで楽譜を借ります。
楽譜を買う前に、ここからその曲を借りてきて吟味できるので、とても便利です。
この音楽図書館には、ペータース音楽図書館が所有していた歴史的な楽譜や音楽図書が閲覧できるようになっています。
非常に古い音楽雑誌なども閲覧できるので、とても興味深い所です。
このインデックスで楽譜や図書を探すところでは、特別にペータース図書館欄があります。
赤の枠内を拡大
Petersbibliothekと書いてあります。
例えばこれは、メンデルスゾーンのオラトリオ「エリア」です。
ロベルト・シューマンが編集に携わった音楽新報(die neue Zeitschrift für Musik)も1834年の創刊号からぜんぶ保管されてます。
赤の矢印が1834年発行の音楽新報です。
これは1834年に発行された音楽新報の第1号で、編集者の一人としてR.シューマンの名前が書いてあります(赤下線部)。
壊れないように、そしてカビが舞わないように静かにめくります。
1835年2月3日発行の第10号には、この回の責任者としてシューマンの名前が載っています。
この回では曲の解説というか、批評が書かれています。
ところで、
ペータース図書館とは、世界で初めてできた無料の音楽図書館のことです。
1800年に設立された音楽出版社のペータース(Edition Peters)の、19世紀後半の所有者マックス・アブラハム(Max Abraham)が、学生や研究者に貴重な音楽資料に触れる機会をもってもらおうと始めた図書館です。(1893年)
1893年から1951年まで使われていた 中庭には指揮者プロムシュテットが
ペータース図書館の建造物 寄贈したグリーグの頭があります
グリーグの頭がある中庭を挟んで、隣にはペータースの会社でその所有者マックス・アブラハムの住まいだった建物があります。
道路を挟んだ向かい側には、写真撮影のための印があります。
この印の上にたって、ペータース社の建物の写真を撮りました。
この建物、ワーグナーのバイロイト祝祭劇場を建てた建築家オットー・ブリュックバルト(Otto Brückwald1841-1917)が設計した建造物だそうです。
この建物内には音楽サロンもあるのですが、それは次回ご紹介します。
「シューマン」と「音楽新報」関連の過去の記事はこちら
ロベルト・シューマン その1
ロベルト・シューマン その2
ロベルト・シューマン その3
メッセージ用のアドレスについて お詫び と 訂正
おーーー
こういう話、大好きです。
もうnice1000こ進呈したいです。
シューマン、メンデルスゾーン、ブロムシュテット
おー。凄い(なんとも簡単な驚きかた。。。情けない)
この目で見て触れて読んでみたいですが、ドイツ語だから
わかんないや(泣)
シューマンに批評されてみたかったなー(おいおい)
by MU (2013-04-23 21:55)
こういう話大好きでしたか、アップして良かったです。
本や紙の古さには歴史を感じますね。
ドイツ語なんですが、いま世の中で使われているブロック体とはちょっと違うのでスゴク読みにくいです。
Muさん今日はご機嫌ですね!!
他に何かいい事があったんでしょうか・・・。(笑)
by Tommy (2013-04-24 04:28)
さすが歴史のあるところは違いますね。日本なら重要文化財級のものがごろごろしてるんですね。
by 石居 進 (2013-04-25 13:31)
そういえば、昔、初めてドイツ語ならったころのドイツ語の本はそういう古いブロック体でした。なつかしいです。
by 石居 進 (2013-04-25 13:34)
この記事に何度もコメント送信してますが
投稿失敗で返ってきます。
これはテスト送信です。
文月❦
by ✿文月✿ (2013-04-25 17:18)
◆詳細解説ありがとうございます◆
今回に限らず、毎回丁寧な解説・・・(敬礼)。
過去の記事もタメになりますぅ。
前から読んではいましたが
コメントは
遠慮してましたぁ!☚こういう人、多いかも◆
文月❦
by ✿文月✿ (2013-04-25 17:49)
石居 進さま
今のオーケストラに入った頃、色々お世話になった年配の同僚が古いブロック体を書いていました。
メモとかを書いてくれるのですが、辞書で単語の意味を調べる前に、文字を解読しなくてはならなかったので大変でした。(笑)
by Tommy (2013-04-27 07:06)
文月さま
毎回読んで頂き有難うございます。
なるべく分かりやすく書いているつもりなので、丁寧に感じるのかもしれませんね。
コメントの投稿が出来ませんでしたか?
ソネットとうちのPCの間では、ここ数日は何もありませんでした。
でも最終的に文月さんのコメントが入って良かったです。
そういうことがある という事を頭の中に入れておきます。
by Tommy (2013-04-27 07:21)