宗教改革記念コンサート 2012 [音楽]
ドイツで10月31日は主にプロテスタント系の地域で「宗教改革記念日」(Refomationstag)、11月1日は主にカトリック系の地域で「諸聖人の日」(Aller Heiligen)として祝日になっています。
先日、その10月31日の宗教改革記念日にメンデルスゾーンの交響曲第5番「宗教改革」を演奏してきました。
ルターゆかりの地域の教会で、宗教改革記念日に交響曲第5番「宗教改革」を演奏する機会があるなんてここでしかできない事なので、この日はドイツで活動していて良かったなぁとしみじみ思いました。
自分で言うのもヘンなんですが、この日のコンサートはとてもいいコンサートでした。
弦楽器も良く鳴っていて、演奏者がお互いに刺激し合っていた演奏だったのではないでしょうか。
こういう演奏会ではお客さんも演奏者も一つになる感じがしていいですね。
この交響曲の第4楽章の冒頭には、
ルター作曲のコラール「神はわがやぐら」(Ein' veste Burg ist unser Gott.)が引用されています。
ルター直筆譜(Ein' veste Burg ist unser Gott.)
合唱用の楽譜
第4楽章冒頭のコラール部分は、フルートの堂々としたソロから始まります。
そしてオーボエ、クラリネット、ファゴットが次々に加わり、最後は金管楽器も加わり壮大なコラールが感動的に鳴り響きAllegro vivaceに突入します。
楽譜には CHORAL : Ein' veste Burg ist unser Gott. と書いてあります。
曲の最後もこのコラールが現れ、そのメロディが壮大に演奏され曲を締めくくります。
第1楽章もコラールで始まりますが、第4楽章の力強く感動的なコラールと違い、これから何かが起こるのを暗示させる様なコラールで、曲の始まりにはぴったりの雰囲気です。
第2楽章は輝かしく歓喜に溢れたスケルツォ。
中間部には綺麗なメロディーのトリオ部分もありますが、
全体的には第1楽章「ドレスデン・アーメン」(Dresdner Amen)とは対照的に華やかな楽章です。
この曲は今日演奏される形になるまで色々な経過をたどりましたが、いいところも沢山ある曲です。
今年もこの時期にしか買えない宗教改革記念パンを買いました。
これ、スゴク美味しかったです。
このパンについては、過去の記事(下に掲載)をご覧ください。
過去の宗教改革関係の記事
宗教改革記念日 と ハロウィン http://tommy-music.blog.so-net.ne.jp/2009-10-29
宗教改革記念日 菓子パン http://tommy-music.blog.so-net.ne.jp/2011-11-01
お城のある街 http://tommy-music.blog.so-net.ne.jp/2010-10-24
先日、その10月31日の宗教改革記念日にメンデルスゾーンの交響曲第5番「宗教改革」を演奏してきました。
ルターゆかりの地域の教会で、宗教改革記念日に交響曲第5番「宗教改革」を演奏する機会があるなんてここでしかできない事なので、この日はドイツで活動していて良かったなぁとしみじみ思いました。
自分で言うのもヘンなんですが、この日のコンサートはとてもいいコンサートでした。
弦楽器も良く鳴っていて、演奏者がお互いに刺激し合っていた演奏だったのではないでしょうか。
こういう演奏会ではお客さんも演奏者も一つになる感じがしていいですね。
この交響曲の第4楽章の冒頭には、
ルター作曲のコラール「神はわがやぐら」(Ein' veste Burg ist unser Gott.)が引用されています。
ルター直筆譜(Ein' veste Burg ist unser Gott.)
合唱用の楽譜
第4楽章冒頭のコラール部分は、フルートの堂々としたソロから始まります。
そしてオーボエ、クラリネット、ファゴットが次々に加わり、最後は金管楽器も加わり壮大なコラールが感動的に鳴り響きAllegro vivaceに突入します。
楽譜には CHORAL : Ein' veste Burg ist unser Gott. と書いてあります。
曲の最後もこのコラールが現れ、そのメロディが壮大に演奏され曲を締めくくります。
第1楽章もコラールで始まりますが、第4楽章の力強く感動的なコラールと違い、これから何かが起こるのを暗示させる様なコラールで、曲の始まりにはぴったりの雰囲気です。
第2楽章は輝かしく歓喜に溢れたスケルツォ。
中間部には綺麗なメロディーのトリオ部分もありますが、
全体的には第1楽章「ドレスデン・アーメン」(Dresdner Amen)とは対照的に華やかな楽章です。
この曲は今日演奏される形になるまで色々な経過をたどりましたが、いいところも沢山ある曲です。
今年もこの時期にしか買えない宗教改革記念パンを買いました。
これ、スゴク美味しかったです。
このパンについては、過去の記事(下に掲載)をご覧ください。
過去の宗教改革関係の記事
宗教改革記念日 と ハロウィン http://tommy-music.blog.so-net.ne.jp/2009-10-29
宗教改革記念日 菓子パン http://tommy-music.blog.so-net.ne.jp/2011-11-01
お城のある街 http://tommy-music.blog.so-net.ne.jp/2010-10-24
こんにちは。
この「宗教改革」という曲は恥ずかしながらまだ聴いたことが
ありません。聴いてみようと思います。
写真のパンが食べたくなりました。(笑)
by のび太 (2012-11-03 08:53)
ルターの譜面はネウマ譜までは古くないのでしょうが、四角い符頭で小節線が無いのですね。
今、バロック(少し後の時代ですよね?)の通奏低音の仕事をしていますので、どこか通じる所があるのかも?と思いながら見せていただきました♪
by キイロイトリ (2012-11-03 16:35)
のび太さま
メンデルスゾーンの「宗教改革」は「イタリア」や「スコットランド」ほど有名ではないので、のび太さんが聴いたことがないのも頷けます。
メンデルスゾーンの交響曲じたいあまり聴きませんからね。
パン美味しいですよ。
こんど作ってみては・・・。(笑)
by Tommy (2012-11-07 06:03)
キイロイトリ様
さすが作曲家のキイロイトリさんですね、ネウマ譜という単語すら知りませんでした。(笑)
バロックのお仕事ですか、いいですねぇ、バロックはいくら演奏してもホント飽きないです。
バロックは主に後期しか知りませんが、少なくともバッハとマーラーほどの違いは無いですよね。(笑)
by Tommy (2012-11-07 06:20)